足し算クロスとは、セルの斜線左下の数値は、縦方向に続く空白 セルに入る数値の合計を、右上の数値は、横方向に続く空白セルに 入る数値の合計を表しています。指示されている合計になるよう 空白セルに1~9までの数値を入れます。
この足し算クロス解法プログラムは1枡をExcelの4個のセルでで構成しており、最大縦横60×100の枡サイズ仕様で、 雑誌等にある58×92枡の大型版にも対応できます。
本ソフトを使用するに当たって注意が必要なことは、標準ナンプレなどに比べ入力Data数が多いので「入力ミスが多く出る」ということと「入力に時間がかかる」というこです。
ちなみに、私の場合58×92の大型版(新聞紙大)で3時間程度かかり、入力後も一発で完成には至らず、入力ミスを何度か修正しようやく完成にこぎつけました。
<基本操作>
① Dataを正確に入力するため、事前に問題用紙のセルを10×10単位に仕切っておきます。 特に大型ではこれをやっておかないとどこを入力しているかわからなくなります。
② 仕切りが終わったら、「問題入力」シートを開き、「消去」ホ゛タンを 押して白紙状態にします。
③ D3セルが選択されているので、このあたりから入力を始めます。 入力画面には斜線がありませんが、1枡が4セルに分割されているので、右上には横方向の、左下には下 方向の合計値DATAを英数半角で入力します。
入力するとセルのBackColorが黄色と茶色に変わります。枡の左上と右下には何も入力しま せん。(BackColorが付かなくても機能には影響しませんが、色付けしたいときは、「書式条件 修復」ホ゛タンを押してください。)
④ 入力が終わったら、「処理」シートに移り、「初期設定」ホ゛タンを押 します。(左下図) いくつかの初期確定数値が黄色表示で入力表示されます。(右下図)
⑤ 「挿し込み」ホ゛タンを押し完成を待ちます。
入力ミスがあると、右画面のように「破綻停止」 メッセ―ジが出て停止してしまいます。 入力ミスの場所を特定するために次のような 操作をします。
(1) 「資料作成」ボタンを押し、 破綻したセルを特定します。
(2) 図2のような赤いセルが破綻したセルです。 入力ミスの場所は破綻セルを含む行や列だけで なくその近隣の可能性がありますので、○範囲 内あたりがチェック範囲となります。
(3) 「問題入力」シートに戻り、当該場所を チェックします。(この事例では個々の数値が 33ではなく38だった。図3、4
(4) 問題シートを正しい値に修正し、「処理」シ-トから、「初期設定」→「挿しこみ」 ホ゛タンを押し完成を待ちます。この例題はこれで完成しました。
次の例題は未完成のまま停止した例です。この例題の場合の 対処方法を説明します。
(1) 未完成のまま停止しました。まずは、「資料作成」ホ゛タンを押します。
(2) 「現候補合計資料」シートに移ります。
(3) 「行詰時の破綻検索」ホ゛タンを押します。
(4) 検索範囲を絞るため、検査開始行と列のの番号を入力します。(両方そのままEnterすると全体を検索します。(上図)
(5) 結果を自動処理するかの入力画面では、「自動処理する」にします。これで大半が完成しますが、この処理は「破たん」のパタンを探すので時間がかかります。ほっておいてください。
(6) この例題ではこれで完成に至りましたが、「自動処理しない」にした場合は次のような コメントを表示し再び停止することがあります。(右図)
(7) コメント[縦14横5に7で破綻。5を入れるとよい。]は、「縦14、横5に入っている候補57では7を入れると破綻するので5を入れてください。」という意味です。
指定されてセルに57という候補が入っていることを確認し、「5」の値を入力します。
(8) 入力後そのセルを再び選択し、「文字列へ戻し」ホ゛タンを押し、「処理」シートに移り、「挿し込み」ホ゛タンを押します。
以下同じ操作を繰り返し完成を待ちます。(2013.4.30)
次の例題は「ブロック足し算クロス」の問題で未完成のまま停止している例です。
ブロック足し算クロスは当然ブロックの和の条件が付いていなければ条件不足で途中で例のように未完のまま停止してしまいます。
そこで、ブロックの和の条件を加味して各ブロック内の候補を整理していくと同時に次回自動的に整理できるよう同時に登録していきます。 まず、
①上部コッマンドの右端の(登録数)を確認します。初めて整理登録を始めるときは0でなくてはいけません。以前の登録DATAを消す必要があります。そんな時は、ピンクの「ブロック登録DATAの消去」ボタンを押してクリアしておきます。
②消去ボタンの上のコマンドボタンが「ブロック登録off(ON)」(灰色)だったら、そのボタンを押して、「ブロック登録on(OFF)」(赤色)の状態にします。
③整理・登録するブロックの範囲を選択します。(右例では中央のブロック和45の9枡)
④選択した状態のまま、「範囲内の候補を絞り・登録する。」(水色)を押すと、
⑤合計値入力画面がでてくるので、そのブロックの和の値を入力します。
以下、次のブロックについて、③→④→⑤ の操作を繰り返します。
⑥必要なブロックの整理・登録が終わったら、「登録内容確認・修正」(灰色)ボタンを押し必要に応じて修正します。
⑦「完全連続ブロック処理」(ベイジュ)ボタンを押します。最初の登録に従って自動でブロック内の整理と挿入処理を繰り返します。
⑧「完全連続ブロック処理」が完了したら、問題は解けている予定です。
それでも完成しなければ入力ミスを疑ってください。入力ミスもなかったら自分で考えてください。(2013.5.6追加)
まず、問題入力Sheetを開き、画面右上にある「この問題を例題Sheetに保存する」ボタンを押す。
続いて、出てくるInputBoxに例題名を入力し、「OK」ボタンを押す。以上!